朝鮮の水害復旧支援カンパに御協力を!

8月上旬に朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)を襲った大水害はここ十数年で最大 の規模と言われ、約600名の死者・行方不明者、60万名の被災者が発生しまし た。更に全国の水田の20%、トウモロコシ畑の15%が被害を被りました。95年の 大水害と慢性的な食糧難が未だ尾を引く同国では今年後半にかけて100万トン の穀物が不足すると言われており、特に女性や子ども、高齢者などの健康が危 ぶまれ、被災地での疾病の流行や、今後かなりの長期間に渡り経済難が一層深 刻になると危惧されています。

甚大な被害に直面した朝鮮政府は、同国に駐在する国連人道機関やNGOと即座 に現地調査を実施、国際社会に緊急支援を要請しました。この要請を受け各国 政府やNGOが支援を表明し、現在のところ韓国や中国、アメリカ、ドイツ、EU、 シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、フィンランドの各国政府 が支援に乗り出しています。またその支援内容は麦やトウモロコシなど主要穀 物は勿論、水質浄化剤やポンプ、清掃用具、必須医薬品、携行用医療器具、テ ント、土木作業用機械類など実に様々でかつ緊急のニーズを捉えています。

ところが周辺国政府やNGOが利害を越えて支援を開始するなか、日本政府は全 くの無視を決め込んでいます。17日には国連のもと支援国会合が開かれ、日本 政府も一応参加したものの、何の発言もしなかったと報道されています。更に 日本赤十字社が独自の支援に乗り出しましたが、政府は一切関与しない方針の ようです。

このような冷酷な態度をとるのみならず、あまつさえ日本政府は民間による支 援活動を実質的に妨害すらしています。唯一の定期航路であった万景峰号を入 港禁止に処し、その他貨物船の航行も制限し、不当に広範な貿易制限を課すこ とで、日本からの人道支援物資の輸送や、在日韓国・朝鮮人の祖国往来・家族 への援助を妨害しています。私達北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン(ハ ンクネット)も2000年以来粉ミルクをピョンヤンやウォンサンの親のいない子 ども達に支援していますが、昨年の制裁発動以来日本から直接粉ミルクを輸送 することができず、残念ながら支援は中断しています。重度の栄養失調の子ど も達が私達の支援を心待ちにしていると思うと、心苦しさと申し訳なさでどう にもやりきれません。

そこに今回の大水害が伝わり、ハンクネットが支援していた江原道が特に深刻 な被害を受けていると聞きました。また同時に郵送により物資を届ける目処も 見えてきました。そこで、私達ハンクネットは、無慈悲かつ身勝手極まりない 日本政府の態度を強く非難すると同時に、心ある皆様からの粉ミルクカンパを 広く呼びかけます。

  1. 頂いたカンパは全て粉ミルクその他支援物資(哺乳瓶や離乳食、栄養剤)と運搬 費にあてます。
  2. 支援の実施報告は各地での報告会で行い、また支援と同時に住所を連絡して頂 けいた方には後日詳細な報告(ニュースレター)をお送りします。
  3. 前述の事情(日本政府の非人道的制裁)により、従来に比べ郵送費がかなりかか ります。引き続き安い輸送ルートの開拓に努めますが、御理解下さい。
  4. 現地国内の幹線道路は寸断されており、迅速には届けられない可能性もありま す。多少遅れても確実に届けますので、この点も御理解下さい。

カンパ振込先
郵便振替 00930−6−154275/ 百五銀行上野支店(普) 566120
名義 北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン

北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン(ハンクネット・ジャパン)
Humanitarian Aid to North Korea, Network in Japan
代表世話人:竹本昇  副代表世話人:李修二(韓国籍) 李在一(朝鮮籍)